高確度デュアルウエル校正器 9011
主な機能
- -30 ℃~670 ℃の幅広い温度範囲。
- 2つの人気ユニットを1つに統合し、高温側と低温側用の2つの独立した温度コントローラを搭載。
- ±0.02 ℃の安定度により、信頼性の高い測定が可能。
- 最大8個のプローブを同時に校正できる複数穴を挿入。
製品概要: 高確度デュアルウエル校正器 9011
9011 には高温と低温の2つのウエルがあり、それぞれ独立して温度制御されています。これによって1 つのウエルで温度を測定する間、他方のウエルを設定温度まで加熱または冷却しておくという使い方ができ、抵抗温度計および熱電対の校正時間を短縮することができます。また、温度トランスミッターのゼロ点およびスパン点のチェックが簡単に行えます。低温ブロックは、高温ブロックで測定を行う熱電対のゼロ点基準として使用することもできます。
9011 は現場だけでなく、ラボでもお使いいただける確度を備えています。安定度は±0.02 ℃、表示確度は ±0.25℃です。ウエルに挿入するインサートには複数の穴が空いており、同時に何本ものプローブを校正することができます。RS-232 ポートが搭載されていますので、校正作業を自動化してさらに効率を高めることもできます。フルーク・キャリブレーションの 9938 MET/TEMP II ソフトウェア(オプション)なら、抵抗温度計、熱電対、サーミスターの校正を完全に自動化することができます。
すべてのドライウエルには、各ブロックのテスト・ポイントのデータを含む、完全な NIST トレーサブル校正レポートが添付されています。インサートも標準で1本付属しています。ご注文時に4種類のインサートからお選びください。アプリケーションに合うインサートが見つからない場合は、カスタム・インサートを作成することもできますし、穴の空いていないブランク・インサートをご自身で加工していただくこともできます。
仕様: 高確度デュアルウエル校正器 9011
仕様 | 高温用ブロック | 低温用ブロック |
レンジ | 50 °C ~ 670 °C | –30 °C ~ 140 °C |
確度 | ± 0.2 °C at 50 °C ± 0.4 °C at 400 °C ± 0.65 °C at 600 °C | ± 0.25 °C (インサート・ウエル) ± 0.65 °C (固定ウエル) |
安定度 | ± 0.02 °C at 100 °C ± 0.06 °C at 600 °C | ± 0.02 °C at –30 °C ± 0.04 °C at 140 °C |
均一度 | ± 0.2 °C (代表値± 0.05 °C) | ± 0.05 °C (インサート・ウエル) ± 0.25 °C (固定ウエル) |
ウエルの深さ | 152 mm | 124 mm |
最高温度までの加熱時間 | 30分 | 15分 |
冷却時間 | 120分(660 °C から 100 °C) | 30分(140 °C から –30 °C) |
インサート・ウエル | インサートを1本収容(インサートは交換可能) | 交換可能なインサートを1本収容できるウエルと4つの固定ウエル(3.2 mm, 4.8 mm x2, 6.35 mm) |
インターフェース | RS-232 interface | |
電源 | 115 V ac (± 10 %), 8.8 A または 230 V ac (± 10 %), 4.4 A, 切り替え可能, 50/60 Hz, 1150 W | |
寸法 (HxWxD) | 292 x 394 x 267 mm | |
重量 | 16.4 kg | |
NISTトレーサブル校正 | データ・ポイント:50 °C, 100 °C, 200 °C, 300 °C, 400 °C, 500 °C, 600 °C, 660 °C | データ・ポイント:–30 °C, 0 °C, 25 °C, 50 °C, 75 °C, 100 °C, 125 °C, 140 °C |
モデル: 高確度デュアルウエル校正器 9011
9011-X
高確度デュアル・ウェル校正器(X を指定、X = A、B、C、または D。インサートを付属)
2125-C
IEEE-488 インターフェース(RS-232・IEEE-488 コンバーター・ボックス)