水の三重点メンテナンス・バス 7312

  • 7312 Triple Point of Water Maintenance Bath

主な機能

  • 温度範囲は-5 ℃~110 ℃。
  • TPWセルを最長6週間保持。
  • 固定小数点校正用に2つのTPWセルまたはガリウムセルを保持することが可能。
  • セルを破損から保護する独立した遮断回路。

製品概要: 水の三重点メンテナンス・バス 7312

通常サイズの水の三重点(TPW)セルを使用する機会が頻繁にあるようでしたら、メンテナンス・バスをお使いいただくと時間と手間を省けます。7312 水の三重点メンテナンス・バスは、定点セルを酷使したとしても数週間に渡って正確に維持します。

7312にはTPWセルが2本収容可能です。また、セル内の測定を行う前にプローブを適切に冷却するための専用ウエルが3つあります。安定度、均一度ともに±0.006 ℃より優れており、最大8週間セルを維持します。どのような方法でアイス・マントルを生成したとしても、7312内で維持することができます。

独立した保護回路がバスの温度を監視し、コントローラーに不具合が発生した場合には冷却システムを遮断して、セルを凝固や破損から保護します。ノイズを低減するよう製造されていますので、校正室で過度の騒音を発することはありません。

さらに2031A “クイック・スティック”浸没型冷却ツールと組み合わせて使うことで、ハンズフリーで素早くアイス・マントルを実現することができます。2031Aの容器にドライアイスとアルコールを満たし、セルに挿入してください。他の仕事を済ませている間に1時間足らずでアイス・マントルが形成されます。(または液体窒素を使用することもできます。)

せっかく時間をかけてアイス・マントルを形成しても、セルを氷の入ったバケツで保持していてはアイス・マントルはすぐに溶けてしまいます。通常のサイズのTPWセルをお使いでしたら、フルーク・キャリブレーションの7312でセルを正しく維持することをお勧めします。

仕様: 水の三重点メンテナンス・バス 7312

一般仕様
レンジ–5 °C ~110 °C
安定度±0.001 °C at 0 °C (アルコール・水融合)
±0.004 °C at 30 °C (アルコール・水融合)
均一度±0.003 °C at 0 °C (アルコール・水融合)
±0.006 °C at 30 °C (アルコール・水融合)
水の三重点セルの維持期間6週間, 代表値 (アイス・マントルが適切に形成されている場合)
設定温度確度±0.05 °C at 0 °C
設定温度繰り返し性±0.01 °C
表示分解能±0.01 °C
設定温度分解能±0.002 °C; 高分解能モードでは 0.00003 °C
アクセス開口部121 x 97 mm
浸没度496 mm
容量19 リットル
通信RS-232
電源115 VAC (±10 %), 60 Hz または 230 VAC (±10 %), 50 Hz, 要指定
寸法 (HxWxD)819 x 305 x 622 mm
重量34 kg

モデル: 水の三重点メンテナンス・バス 7312

7312

TPW メンテナンス・バス


2031A

「クイック・スティック」イマージョン・フリーザー