大深度コンパクト・バス 6331/7321/7341/7381
主な機能
- -80 ℃~300 ℃の温度をカバーする3つのモデルが特徴。
- 優れた温度制御と温度安定性(± 0.005 ℃ )および均一性(± 0.007 ℃)。
- オプションのLIGキット付きガラス温度計に最適。
- 深さ457 mm(18インチ)、わずか15.9リットル(4.2ガロン)の液量。
製品概要: 大深度コンパクト・バス 6331/7321/7341/7381
浸没度が大きく安定度の高い低価格のバスをお探しでしたら、液体のコストを低減することができ、温度変化が早く、動作音の静かなバスをご紹介いたします。
フルーク・キャリブレーションの大深度コンパクト・バス・シリーズは、–80℃ ~ 300 ℃ の範囲で4種類のモデルからお選びいただけます。
各モデルには、ロング・ステムの白金抵抗温度計(PRT)、 標準白金抵抗温度計(SPRT)、およびガラス温度計(LIG)を収納できる、深さ457 mmのタンクがあります。開口部の寸法は、120 mm×172 mmですので一度にたくさんの温度センサーを校正することができます。たった15.9リットルの液体容量で、大深度コンパクト・バスのすべての利点を享受できます。
フルーク・キャリブレーションが独自に開発したクラス最高の温度制御装置を使用しているこのシリーズは、校正の信頼性に要求される性能を備えています。7381の特徴は、全温度範囲において安定度と均一度が±0.007 ℃以内であることです。7341と7321は、環境温度以下で安定度は最高±0.005 ℃、均一度は最高±0.007 ℃です。そして6331の安定度と均一度は、±0.007 ℃~0.025の間にあります。
購入する温度校正機器の性能を理解してください。製造元により、必要とされる仕様が限定的で解釈が難しいことがあります。次ページ使用概要では、それぞれのバスの全温度範囲における安定度と均一度ばかりでなく、測定時に使用する液体についても説明しています。
フルーク・キャリブレーションの制御システムは、温度を早く下げたい場合には自動的に冷却機能を働かせ、温度を早く上げたい場合には自動的に冷却機能をシャット・ダウンします。設定温度で最高の安定度を実現するよう最も良い冷却レベルに自動調整されます。
これらのバスをフルーク・キャリブレーションの温度計、温度校正ソフトウェアMET/TEMPⅡと組み合わせると、電源オンから数分で自動的にプローブ校正を始められます。
バスをガラス温度計の校正にも使う場合はオプションのガラス温度計校キットがお勧めです。キットの液体レベル・アダプター・チューブを用いると、液体のメニスカス(表面張力による液体の凹凸面)をバスの上部から約15 mm以内に持ち上げます。キットには、液体レベル・アダプター・チューブの上部に取り付け、最大10本のガラス温度計を取り付けるための保持具も含まれます。8倍に拡大するスコープをバスの前面に取り付けると、温度目盛りと液体レベルとの対照をはっきりさせることができます。
大深度コンパクト・バスには1時間あたりの安定度のデータと設定確度の検証の試験レポートが付属します。オーバーフロー・タンクは、流体膨張で生じる余分な液体をしっかり捕らえ、液体が収縮したときに再利用できるようになっています。また、ドレイン・バルブを標準装備しているため、必要に応じて簡単にバスのタンクを空にできます。
仕様: 大深度コンパクト・バス 6331/7321/7341/7381
仕様 | |
レンジ | 6331 35 °C ~ 300 °C 7321 –20 °C ~ 150 °C 7341 –45 °C ~ 150 °C 7381 –80 °C ~ 110 °C |
安定度 | 6331 ±0.007 °C at 100 °C (オイル 5012) ±0.010 °C at 200 °C (オイル 5017) ±0.015 °C at 300 °C (オイル 5017) 7321 ±0.005°C at –20°C (エタノール) ±0.005°C at 25°C (水) ±0.007°C at 150°C (オイル 5012) 7341 ±0.005°C at –45°C (エタノール) ±0.005°C at 25°C (水) ±0.007°C at 150°C (オイル 5012) 7381 ±0.006°C at –80°C (エタノール) ±0.005°C at 0°C (エタノール) ±0.005°C at 100°C (オイル 5012) |
均一度 | 6331 ±0.007 °C at 100 °C (オイル 5012) ±0.017 °C at 200 °C (オイル 5017) ±0.025 °C at 300 °C (オイル 5017) 7321 ±0.007 °C at –20 °C (エタノール) ±0.00 7 °C at 2 5°C (水) ±0.010°C at 150 °C (オイル 5012) 7341 ±0.007 °C at –45 °C (エタノール) ±0.007 °C at 25 °C (水) ±0.010 °C at 150 °C (オイル 5012) 7381 ±0.007 °C at –80 °C (エタノール) ±0.007 °C at 0 °C (エタノール) ±0.007 °C at 100 °C (オイル 5012) |
加熱時間† | 6331 130 分, 40 °C から 300 °C (オイル 5017) 7321 120 分, 25 °C から 150 °C (オイル 5012) 7341 120 分, 25 °C から 150 °C (オイル 5012) 7381 60 分, 25 °C から 100 °C (オイル 5012) |
冷却時間† | 6331 14 時間, 300 °C から 100 °C (オイル 5017) 7321 110 分, 25 °C から –20 °C (エタノール) 7341 130 分, 25°C から –45°C (エタノール) 7381 210 分, 25 °C から –80 °C (エタノール) |
安定時間 | 15–20 分 |
温度設定 | キー操作によるデータ入力、デジタル表示 |
設定温度分解能 | 0.01°; 高分解能モードでは0.00018° |
ディスプレイ分解能 | 0.01° |
デジタル設定確度 | ±1°C |
デジタル設定繰り返し性 | ±0.01°C |
アクセス開口部 | 120 x 172 mm |
深度 | 457 mm (ガラス温度計校正キットを含まない) 482 mm (ガラス温度計校正キットを含む) |
媒体に接触する部分の材質 | 304 ステンレス・スチール |
電源† | 6331 115 VAC (±10 %), 50/60 Hz, 14.8 A or 230 VAC (±10 %), 50/60 Hz, 7.4 A, 要指定 7321 115 VAC (±10 %), 60 Hz, 14 A or 230 VAC (±10 %), 50 Hz, 7 A, 要指定 7341 115 VAC (±10 %), 60 Hz, 16 A or 230 VAC (±10 %), 50 Hz, 8 A, 要指定 7381 230 VAC (±10 %), 50 or 60 Hz, 要指定, 10 A |
容量 | 15.9 liters (4.2 gal) |
寸法 (HxWxD) | 1067 x 356 x 788 mm (フロアからタンクのアクセス開口部まで940 mm) |
重量 | 6331 41 kg 7321 62 kg 7341 68 kg 7381 91 kg |
Automation | Use the 1586A Super-DAQ to automate temperature sensor calibration |
†公称値 115 V のレート(またはオプションで 230 V) |
モデル: 大深度コンパクト・バス 6331/7321/7341/7381
大深度コンパクト・バス、35 ℃ ~ 300 ℃
大深度コンパクト・バス、–20℃ ~ 150℃
大深度コンパクト・バス、–45 ℃ ~ 150 ℃
大深度コンパクト・バス、–80 ℃ ~ 110 ℃
IEEE-488 インターフェース, 6330/7320/7340
マニュアルおよびリソース: 大深度コンパクト・バス 6331/7321/7341/7381
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアル
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアル
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアル
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアルの補足
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアル
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアルの補足
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアル
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアルの補足
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアル
- 6331/7321/7341/7381 | ユーザーズ・マニュアルの補足
- 7381 Users Guide Manual Supplement | ユーザーズ・マニュアル
- 7381 | 安全に関するシート